出荷時に高い円研精度を確保、
初品から生産が可能に。
従来型ヘッドは、両端にキャップを装着して円研を行います。パーツを組み合わせ、キャップを介しセンターを決めるため、関節が発生し中心を出すことが非常に困難です。さらにヘッドが摩耗するとズレが大きくなります。
改善点①
イナケン製ヘッドはテーパーコーンとヘッドをネジで固定します。一体化したテーパーコーンを基準に直接センターを突くため中心が出やすく、精度の良い円研が可能になりました。
改善点②
従来型ヘッドは50時間のアタリ出し作業を経ても、先端一部しかアタリが付かず、円筒度が出ないため、生産をスタートすることができない場合がありました。
イナケン製ヘッドは長手方向でまっすぐにアタリます。1穴目から円筒度を満たしているので、すぐに生産が可能です。
従来型ヘッドでは砥石寸法が大きくなるほどアタリがつきにくくなりますが、イナケン製ヘッドはネジ止めしているため、初品から高い精度での研削が可能です。